数珠 特集-種類と選び方
数珠の素材は、主に木の珠と、石の珠があります。数珠の素材は、宗派や男女の別による決まりはないので、好みで選ぶことが出来ます。
木の玉は使い込むんでいくうちに色が変わり、手に馴染んでくると言われています。また、石の数珠は天然石かどうかなどで値段が変わってきますが、自分のお気に入りのパワーストーンなどを使っても愛着がわいてくると思います。
数珠の素材
数珠の素材は、主に木の珠と、石の珠があります。数珠の素材は、宗派や男女の別による決まりはないので、好みで選ぶことが出来ます。
木の玉は使い込むんでいくうちに色が変わり、手に馴染んでくると言われています。また、石の数珠は天然石かどうかなどで値段が変わってきますが、自分のお気に入りのパワーストーンなどを使っても愛着がわいてくると思います。
木の珠
木の数珠は、黒檀、紫檀、鉄刀木、白檀、つげ、梅、星月菩提樹、金剛菩提樹などでできています。お釈迦さまは菩提樹の下で悟りを開かれたといわれており、菩提樹の数珠は「無量の福、最勝の益を得る」と尊ばれています。
石の珠
石の数珠は、水晶、メノー、ヒスイ、サンゴ、オニキスなどでできています。特に、水晶は仏教で言う七宝の1つであり、「あらゆる報障を除滅し、一切の悪業染着すること能わず」と尊ばれています。
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数珠の選び方
数珠の珠の数は、108 個(煩悩を消滅させる功徳がある)のものが正式とされ、宗派によって形が異なります。一般に使われているものは、108 個の主玉と、2 個の親玉をつなぎ、その親玉に弟子玉と露玉と房をつけたものです。
- 真言宗で用いる数珠は、両方の親玉に2つずつの房があり、他の宗派でも幅広く使うことができるで八宗用と言われています。
- 日蓮宗で用いる数珠は、片方の親玉に3つの房があります。
- 浄土宗で用いる真珠は、2つの輪違いのものに丸環がついています。
- 天台宗で用いる真珠は、平玉のものが一般的です。
- 曹洞宗で用いる数珠は、丸環がついています。
また、珠の数を減らして持ちやすくした略式の数珠も広く使われています。略式の数珠は、数に決まりはなく、片手数珠とか、一輪数珠と呼ばれています。略式の数珠は、珠の大きさによって、男性用数珠と女性用数珠に分けられますが、全ての宗派で使うことができます。男性は大きい珠の数珠を、女性は小さい珠の数珠を使うのが一般的です。
どのくらい数珠を使う?
数珠って、使っても数年に1度くらいだから安いものでいいや!と思っていませんか?しかし、年齢を重ねるごとに、そして職場での立場が上がっていくごとに、数珠の使用頻度は高まっていきます。
日本人の平均では、3ヶ月に1度は何らかの葬儀があるそうですし、春秋のお彼岸、お盆などのお墓参りでも数珠が必要となってきます。数珠は貸し借りをするものではなく、家族一人一人が持つものです。いい数珠を選びたいですね!
縁起のいい数珠
もともと数珠は持っているだけで厄除けになるものですが、何となく慶弔の「弔」のイメージが強いですよね。しかし、仏前結婚式では、住職から、紅白のリボンがついた結婚数珠が授与されます。縁あって結ばれた二人の幸せを願う「寿珠(じゅず)」です。「嫁ぐ娘に 忘れず持たす 数珠ひとつ」という両親から娘への、幸せを祈る贈り物だそうです。
数珠は、成人式や就職祝いなど、人生のさまざまなお祝いに贈られるそうです。私自身は数珠を送られたことはなかったので、イメージが変わりました!
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