特集「エディブルフラワー」-おいしいレシピ

特集「エディブルフラワー」-おいしいレシピ

エディブルフラワーのあれこれ

　エディブルフラワーとは、食用花のことです。エディブルフラワーには、日ごろ私たちが食べている野菜や果物に負けないくらい（それ以上の）ビタミンやミネラルが含まれています。

　最近は、スーパーなどでも、いろいろな色どり豊かなエディブルフラワーがセットになって売っています。サラダなどにエディブルフラワーを加えれば、それだけで食卓が華やぎますよね。スペシャル感を演出できます。

　エディブルフラワーには、カラーセラピー効果も認められています。「ちょっと疲れたな」というときに、エディブルフラワーをお茶に浮かべて、体も心もリフレッシュしてみましょう。

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エディブルフラワーの栄養成分

　エディブルフラワーには、ビタミンなどが豊富に含まれています。

• ビタミンＡ
  コスモス、バンジー、ダイアンサス、カレンジュラ、ナスタチューム
• ビタミンＣ
  バラ、カーネーション、ホウセンカ
• 食物繊維
  ダイアンサス、バラ、カーネーションなど

　他にも、エディブルフラワーには、ビタミンＢ1、ビタミンＢ2なども豊富に含まれています。

　エディブルフラワーは、天然のサプリメントです！

エディブルフラワーの種類と特徴

　ここでは、手軽に手に入れられるエディブルフラワーをご紹介しています。他にもいろいろな種類のエディブルフラワーがありますが、自然界には毒性を有する花もたくさんあります。素人判断せず、必ずお店でエディブルフラワーとして売っているものを使ってくださいね。

バラ

　エディブルフラワーの代表です。食物繊維とビタミンＣが豊富に含まれているので、便秘などにも良く効きます。花ははゼリーやジャムにすると、甘い香りと鮮やかな色が楽しめます。実は、ハーブティーで知られているローズヒップです。

パンジー

　身近な花、パンジーもエディブルフラワーの１つです。色が豊富で、味にクセがないので、サラダなどにぴったりです。香りが強くないので、花を食べることに違和感がある方でも大丈夫だと思います。

桜

　桜の塩漬けなどで広く使われていますよね。桜もエディブルフラワーの代表です。桜には、二日酔いを緩和する作用もあります。

ハイビスカス

　最近、ハイビスカスティーが有名なハイビスカスもエディブルフラワーです。酸味があって、とってもおいしいです。

ラベンダー

　ポプリやアロマオイルなどで広く使われているラベンダーもエディブルフラワーの１つです。肉や魚の臭み消しなどに使われます。

　これらのほかにも、ナスタチューム、ホウセンカ、コスモス、スイートピーなどもエディブルフラワーです。スーパーでサラダ用などとして売られているエディブルフラワーは、これらがミックスされています。

エディブルフラワーの注意

　身近な花の中にも、エディブルフラワーはたくさんあります。七草などもエディブルフラワーです。だからといって、お花屋さんに売っている花や、自分で観賞用に育てた花を食べるのはやめましょう。花には虫がつきやすいので、たくさんの農薬が使われています。

　食用花として売られているエディブルフラワーは、徹底した無農薬で栽培されたものです。自分で栽培する場合、無農薬のもののみをエディブルフラワーとして楽しんでください。

　また、自然界には毒性の強い花もたくさんあります。「食用」であることがはっきりとわかっている花のみをエディブルフラワーとして楽しんでください。

エディブルフラワーのレシピ

　エディブルフラワーは、サラダやスープの浮き身のほか、ゼリーやお茶、ジャムにするとおいしいです。ここでは、エディブルフラワーのジャムのレシピをご紹介します。

エディブルフラワーのジャムのレシピ

1. 細かくちぎったエディブルフラワー１カップ分を耐熱容器に入れる
2. １にレモンの絞り汁をまわしかけ、２／３カップ分の砂糖と水大さじ３程度を加える
3. ２をレンジに２分かける
4. ３を取り出して混ぜ、花びらが大きければつぶす。３と４を３回繰り返す

　砂糖を混ぜた卵白をエディブルフラワーの表面に塗り、乾かした砂糖漬けもおいしいです。そのまま紅茶に浮かべると、ほんのりエディブルフラワーの香りがして幸せ〜な気分になれます。

　エディブルフラワーのジャムや砂糖漬けは、１週間程度で食べきるようにしてくださいね。日がたつと色が悪くなってきます。