特集「便秘」-原因と解消法
便秘は、多くの女性が持つ悩みです。もはや、1 週間程度の便秘はあたりまえ!便秘薬も効かない状態が日常化している人も多いですよね。女性の便秘とは逆に、男性では下痢で悩んでいる人が多く、出かけ先では必ずトイレの位置を確認しておく人も。さらには便秘+下痢の複合型で悩んでいる人も多いのです。
「便秘はいつものことだから」と安易に考えがちですよね?しかし、便秘の裏にもっと大きな病気が隠れていることもあります。便秘や下痢の原因を知って、しっかりと対処しましょう。便秘や下痢を解消して、美容と健康を取り戻しましょう!まずは、便秘と下痢を解消するために、できることから少しずつはじめてみましょう。
便秘の原因
便秘は、大腸がん、ポリープ、潰瘍性大腸炎、クローン病、子宮内膜症、自律神経失調症などが原因のこともあります。ただの便秘と思っても、出血、腹痛、下痢があれば、専門医に相談しましょう。最近は、専門の「便秘外来」もあります。
私の友人でも、「便秘で病院へ行ったら、卵巣が腫れて小腸を圧迫していたことがわかり、卵巣を摘出した人」「便秘と下痢を繰り返すため、病院へ行ったら、大腸炎だった人」がいます!早く対処すれば、簡単な処置で済み、便秘の痛みなども軽くてすみます。病院で「大丈夫です。ただの便秘ですよ。」と言ってもらえれば、安心できます。
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便秘タイプ分け
2 つ以上当てはまったものが、あなたの便秘タイプです。複合型便秘の人もいますので、全ての項目をチェックしてみてください。
直腸型便秘
排便をがまんしているうちに、便意が少なくなってしまった習慣性の便秘です。直腸まで便が下りてきているのに、大腸へのサインが届きにくいために便秘が生じています。
- 朝食抜きが多い
- 排便をがまんすることがある
- 便はかため
- 肉が好き
- 便意を感じることは少ない
痙攣性便秘
ストレスや広で腸が過敏になり、便をうまく運べていない状態です。この便秘は、過敏性腸症候群の1つです。
- ストレスが多い
- 睡眠不足
- 便意はあり、おなかが痛い
- 環境の変化があった
- 便秘と下痢を繰り返す
- 便がコロコロしている
弛緩性便秘
運動不足ややせ型、腹筋の弱い人に多い便秘です。腸のぜん動運動が弱いため、なかなか出ないタイプです。
- ダイエット中
- 食事量が少ない
- 野菜は少ない
- 運動はほとんどしない
- 筋肉は弱い方
- おなかが張るのに、便意がない
便秘の対策
便秘の人は、腸の動きが弱くなっている場合が多いので、対策を行ったからといってすぐに改善するわけではありません。気長に行ってくださいね!
- 食物繊維を多くとり、おなかをすっきりさせて便秘を解消しましょう。食物繊維には、水にとけるタイプと、水に溶けないタイプがあります。水に溶けるタイプは、善玉菌を増やし、腸の環境を整えることで便秘を解消します(海草、きのこ、こんにゃく、果物など)。水に溶けないタイプは、便の量を増やして、腸のぜん動運動を促し、便秘を解消します(玄米ごはん+根菜の煮物、豆など)。
- 便秘解消のため、 1 日 200 gを目安にヨーグルトを食べましょう。悪玉菌を減らし、善玉菌を増加させて腸内環境が改善され、便秘が解消されます。ヨーグルトが苦手な方は、日本が誇る植物性乳酸菌「ぬか漬け」などでもいいですよ♪(200gは食べないで下さいね。塩分とりすぎです)
- 便秘を解消するためには、十分に水分を取りましょう。食物繊維を膨らませるには、水が必要です!野菜スープや野菜ジュースなら、野菜と水分が同時に取れます。便秘解消に、1杯の野菜ジュースを!
- 朝起きたら、冷たい水を飲みましょう。腸のぜん動運動が活発になり、便秘が解消します。便の材料となる朝食も欠かさないこと!
- 便秘を予防するためにも、軽い運動で腸に刺激を与えましょう。時間が取れない人も、エレベーターを使わずに歩いたり、歯磨き中にウエストをひねるだけでも便秘解消効果があります。
- 対策とは言えませんが・・・、生理中って便秘が治りませんか?子宮が腸を刺激しているのかもしれません。腸を動かすことって大切なんですね!
下痢の原因
食あたり、食べすぎ、飲みすぎ、風邪、細菌などによる下痢は一過性のものです。また、キシリトールなどを大量に摂取すると、一時的に下痢になってしまう人がいます。細菌による下痢は、毒を体内から出すための生命活動であるため、下痢止めは飲まない方が良いでしょう。腸が弱っているため、食事を控えて腸を休ませ、安静することで下痢が改善されます。
慢性的な下痢は、過敏性腸症候群である場合が多く、男性は下痢型、女性は下痢+便秘型が多いのが特徴です。ストレスをためないことが重要となります。下痢の場合も、生活改善やストレスケアを行っても改善されない場合、病院に行きましょう。大腸がん、ポリープ、潰瘍性大腸炎、クローン病などが原因のこともあります。
下痢対策
- 下痢のときには、水分を補給しましょう。下痢によって体内の水分が排出されています。ぬるめのミネラルウォーターなどで十分に水分を補給しましょう。
- 消化の良いものを食べましょう。おかゆ、うどん、白身魚、卵、豆腐、かぶ、ほうれん草、里芋など。りんごやヨーグルトもOK!
- 緊張を和らげる時間を作りましょう。軽い運動、アロマなどでリラックスできる時間を作りましょう。万人受けする柔らかい柑橘系の香りが特徴のベルガモットなどがおすすめです。
- 睡眠、休養を十分にとりましょう。夜、お風呂にゆったりとつかってゆっくりと休みましょう。カモミールやジャスミンティーなどのハーブティーもおすすめです。
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