カルトナージュ特集-基本の作り方
最近、押し花やブリザードフラワー、カルトナージュや陶芸など、いろいろな趣味を持った人が増えてきましたよね。熱中できることがある人って、とても輝いています。カルトナージュは、栗原はるみさんがやっているということが知られてから、注目されている趣味の一つです。
カルトナージュは、フランス生まれの針や糸を使わない厚紙手芸です。カルトナージュといえば、小花柄などの布が貼ってあるきれいな箱。カルトナージュの代表作ですね。カルトナージュは、厚紙などで箱を組み立て、その外側や内側に布を貼っていくため、初心者でも簡単に初められます。
最近は、ポップなイメージのカルトナージュも流行っているようです。きれいな布が貼られた箱に入れられていたら、ちょっとしたプレゼントも、ものすごく喜ばれそうですね!カルトナージュは、生活にとっても役立つ趣味ですよ。
カルトナージュの材料・道具
カルトナージュでは、以下のような道具や材料を使います。厚紙を切るのはちょっと大変だけれど、針などを使わないので比較的簡単。まずは、ダンボールでも何でもいいので、身近にあるものを使って大まかに作ってみると感覚がつかめますよ!
- 厚紙( 2 mm程度の厚みのもの)、ケント紙、生地、紙,へら
- お好みの布、木工用ボンド、水張りテープ、刷毛、ぼろ布
- 薄い定規、はさみ(布用と紙用)、カッティングボード
カッターって、結構使い方が難しいんです・・・。最初は、すでに厚紙が切ってあるカルトナージュ用のキッドを利用することをおすすめします。
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簡単なカルトナージュの作り方
- まず、カルトナージュの設計図にあわせて厚紙を切ります。カルトナージュ用のキッドは、すでに厚紙が切ってあるので簡単に初められます。
- 続いて、切った厚紙を木工用ボンドで貼り合せて組み立て、さらに、水貼りテープで各パーツの継ぎ目を外側と内側から補強します。
- 次に、ボンドを箱の側面に塗って、お好みの布を箱の側面に巻いて貼っていきます。一つの面に布を貼ったら、ヘラを使って布の表面をきれいに整えてください。
- 全側面に布を貼ったら、布の上端と下端がきれいに折り込めるような切れ目を入れ、内面と底面に布を折って貼り込みます。
- 箱のふたの外面にも布を貼ります。
- 箱よりも多少小さめに切ったケント紙に布を貼り、その布を箱の内側に貼っていきます。また、箱の底とふたの裏にも、布をきれいに貼った厚紙を貼りつけて仕上げます。
カルトナージュの出来上がり!
カルトナージュの本
カルトナージュをはじめてみたいな・・・と思っていても、まだまだ教室があるのは都会に限られていますよね。しかも、どこのカルトナージュ教室もいっぱいで、すぐにははじめられなかったり。そんなときには、まずは本を参考にしながら、自分でカルトナージュを初めてみましょう。
私も、とりあえず家にある布を使ってカルトナージュにチャレンジしました。今ではちょっと成長したので、好きな布を集めながら小さい箱を中心に作っています。初心者でも初められるおすすめのカルトナージュの本をご紹介します!
- 「はじめてのカルトナージュ 〜リネンで作る布箱雑貨〜」(駒澤由美子/河出書房新社):全て型紙がついているほか、付録でフォトスタンドの厚紙がついています。初めてのカルトナージュにはぴったりですよ!
- 「暮らしの中の布箱づくり—広岡ちはるのカルトナージュ 」(広岡ちはる/文化出版局 ):見ているだけで満足してしまうセンスのよさです。「同じ布」を探して作りたくなる、初心者用のカルトナージュの本です。
- 「やさしい布箱づくり—広岡ちはるのカルトナージュ」(広岡ちはる/文化出版局 ):私が初めて作ったカルトナージュは、この本を参考にしました。ちょっとがんばって丸箱を作ったのですが、最初は四角い箱の方が作りやすいです・・・
カルトナージュの利用法
カルトナージュというと、「布を貼った箱」のイメージが強いのですが、実は応用範囲がとても広いのです!例えば、カルトナージュで手帳カバーや、ブックカバーなども作ることができます。カルトナージュの手作り絵本をプレゼントというのも素敵ですね。
さらに、カルトナージュ上級者になると、厚めの厚紙を重ねて利用したり、木を使って、お盆、鏡、小物入れ、タンスなども作ることができます。ただし、カルトナージュの作品を丈夫に作るには、綿密な設計が必要です。最近は、カルトナージュの本もたくさんでていますので、本を使うか、本格的に初めたい方は、一度、カルトナージュ教室に通ってみることをおすすめします。
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