特集「冷え性」-原因と対策
女性の大多数が持っている共通の悩み「冷え性」。冬は気温の低下によって冷え性が悪化し、夏は冷房によって冷え性になる。こんなふうに、一年中冷え性に悩まされます。冷え性は全身がこわばるため、筋肉が緊張してしまい、肩こりや頭痛の原因にもなることがあります。
東洋医学では、「冷え性」は病気の一種だと考えられており、特に女性は子宮を冷やしてはいけないと言われています。冷え性が生理痛や生理不順の原因になっていることもあるそうです。冷え性を克服して基礎代謝を高め、太りにくい&肌荒れなどにも強い体を作りましょう♪
冷え性の定義
こんな症状があれば、あなたは立派な冷え性です!
- 疲れやすくだるい(活動できる体温まで上昇させることができていない冷え性)
- 食欲がなく、食後に眠くなる(エネルギーを利用できていない冷え性)
- あまり汗をかかない(基礎代謝が低下している冷え性)
- めまいや立ちくらみが多い(血の巡りが悪い冷え性)
- 1 日 10 回以上トイレに行く(体全体が冷えている冷え性)
- 体温が 36 度以下(体温を上げることができていない冷え性)
- 肩こりがひどい(全身がこわばっている冷え性)
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冷え性の原因
冷え性の原因は大きく分けて 4つあります。
冷房のかけすぎ
冷えは首(特に、うなじあたり)からきます。冷え性対策として、首周りを忘れずにあたためましょう。冷房で冷えた体を温めるため、ぬるめのお風呂に 20 分程度つかりましょう。最近では、電子レンジで温めて使う蒸しタオルのようなものが売っています。 20 分ほど温かさが持続しますので、是非試してみてください。
食べ物や飲み物で体を冷やしている
アイスなどはもちろん、お茶などの冷たい飲み物は体を冷やします。台湾などでは、冷え性対策に、女性はなるべく温かいものを取るようにしているそうです。なんと、冷えたお弁当<温かいカップラーメンということです。子宮の冷えは生理不順などを起こします。にら、しょうが、ねぎなどは体を温める食べ物といわれていますので、冷え性の方は積極的に食べましょう。
自律神経の乱れ
ストレスを感じて、自律神経のバランスが乱れると、血行が悪くなって冷え症の原因になります。なるべくストレスを回避し、程度な運動などで気分転換を図りましょう。
特に排卵日や生理前は、ホルモンバランスが崩れて冷えやすくなっています。特に体を冷やさないように注意しましょう。
たかが冷え性と思っている方もいると思いますが、人間の体内で消化活動、免疫活動、代謝のために働いているボディエンザイム(体内酵素)は、約 37 ℃程度で最も良く働きます。
冷え性は、このボディエンザイムの働きを十分に生かす体温まで上げることができていないということです。冷え性を改善することによって、病気になりにくくなる、肌にハリがでてくるなどといった思わぬ効果も期待できます。
女性限定で生理中
生理中は、ホルモンバランスの乱れや、貧血などによって冷え性が悪化しがちですよね。腰を中心に温めると、冷え性&生理痛対策になりますよ。
冷え性対策
体が冷えると、血の巡りが悪くなり、基礎代謝や新陳代謝が低下します。つまり、太りやすく、お肌にも良くないということです。少しずつ冷え性を改善していきましょう。
しょうがを積極的に取る
すりおろしたしょうが(チューブでも可)を紅茶に入れて飲みます。また、はちみつにしょうがの薄切りをつけておき、そのはちみつを紅茶に入れてもおいしいです。
味噌汁にしょうがを入れるのも、スパイシーでやみつきになる味です。朝食に食べると、一日ポカポカとした体で過ごせます。冷え性対策一番のおすすめです!
足湯につかる
足は体の先端部分で、最も冷えやすい場所です。バケツに 40 度程度のお湯を入れ、粗塩を1/2カップ加えて、その中に 10 分ほど足をつからせます。市販のフットバスを利用するのもGood!習慣化すると、冷えにくい体に改善されていきます。
青竹踏み
足の裏が温まると、全身がポカポカしてきます。青竹がなければ、寝る前などに足裏をもんでも同じ効果があります。
筋肉をつける
血液を全身に送るのは、心臓からの力だけではなく、筋肉も関係があるそうです。適度な運動をすることで、筋肉がついてポンプ力が向上し、血行が良くなって冷え性が改善されます。
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